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田植機の中古相場|条数別・メーカー別に151件を調査


田植機の中古相場|条数別・メーカー別に151件を調査
📑 目次

※本記事はプロモーションを含みます。

田植機の中古は、掲載サイト1つで数えた151件が11,500円〜398万円(税込)、中央値58万円でした。

中央値は4条植えが58万円、6条植えが680,000円、8条植えが639,970円です(2026年10月14日取得)。

「メーカーはまだ決めていない。まず全体の値段を知りたい」「4条と6条で、どのくらい違うのか」。

そんな方に向けて、自分で数えた掲載データを条数別・メーカー別に並べます。

先に答え。田植機の中古(2026年10月14日取得)

UMMの掲載151件(税込)
価格の幅11,500円〜3,980,000円
中央値580,000円
条数別の中央値4条580,000円・5条580,000円・6条680,000円・8条639,970円
メーカー別の件数クボタ81件・イセキ34件・ヤンマー22件・三菱11件・ほか3件
除いた掲載2件(メーカー欄と説明文のメーカーが違ったもの)

出品者が付けた掲載価格です。成約した価格ではありません。

手元の機械を売る側の方へ。上の金額は出品者が付けた売値で、買い取りの金額とは別物です。自分の機械の金額を知りたいときは、複数社に見積もりを聞く入口へ進んでください。

私は飼料と畜産資材の代理店営業を13年やりました。

田植機を買った経験はありません。

だから体験談は書かず、数えたデータと公式の資料を整理する立場で書きます。

田植機の中古相場(早見表:条数別)

全メーカーを合わせた数字です。

条数件数最安最高中央値
2〜3条植え(2条6件・3条1件)7件62,000円500,000円360,000円
4条植え47件11,500円1,580,000円580,000円
5条植え14件148,500円1,580,000円580,000円
6条植え45件78,980円2,980,000円680,000円
7〜8条植え(7条3件・8条34件)37件99,880円3,980,000円599,940円
条数の記載なし1件175,560円——
全体151件11,500円3,980,000円580,000円

4条と6条と8条で126件、全体の8割を超えます。

コンバインと違って、条数が増えても中央値はあまり上がりませんでした。

4条の58万円に対して、6条は680,000円、8条は639,970円です。

6条・8条では、使用時間300時間以上の掲載の中央値が30万〜60万円前後で、全体の中央値を押し下げている可能性があります。

4条は使用時間の記載がほとんどないので、同じ見方では比べられません(使用時間の章で数字を出します)。

価格帯別の件数です。

価格帯(税込)件数
10万円未満8件
10万円〜30万円未満24件
30万円〜50万円未満36件
50万円〜100万円未満50件
100万円〜200万円未満20件
200万円以上13件

151件のうち118件は100万円未満でした。

題に「ジャンク」とある掲載が4件あります(11,500円・54,780円・99,880円・109,780円)。

この4件を除いた147件でも、中央値は58万円で変わりません。

どう数えたか

使ったのは中古農機市場UMM(ummkt.com)です。

2026年10月14日に、分類「田植機」の一覧(153件)を最後のページまで取得し、1件ずつ詳細ページも開きました。

153件はすべて状態が「中古」で、価格が「応談」の掲載や、商談中・売約済みの表示はありませんでした。

153件から2件を除き、151件を数えました。

除いたのは、メーカー欄がクボタなのに説明文の書き出しが「ヤンマー」だった2件(型式RJ5・490,000円と、型式RG8・780,000円)です。

条数は、掲載に書いてあるものをそのまま数えました。

条数の欄に記載があったのが143件、説明文に「◯条」とあったのが7件、どこにも記載がなかったのが1件です。

型式からの推測はしていません。

メーカーは一覧のメーカー欄で分けました。

「共立」2件と「日立(クボタ)」1件は、件数が少ないので「ほか」にしています。

これは出品者が付けた掲載価格で、成約した価格ではありません。

1つのサイトの1日分なので、別の日や別のサイトでは数字が変わります。

保管場所にも偏りがあります。

新潟県が59件、三重県が46件で、2県で151件の約7割でした。

出品の多い販売店の地域が強く出ている、と見てください。

メーカー別の相場

メーカー件数最安最高中央値
クボタ81件11,500円3,980,000円580,000円
イセキ34件54,780円2,980,000円559,970円
ヤンマー22件39,500円3,200,000円689,000円
三菱11件62,000円1,320,000円269,940円
ほか(共立2件・日立(クボタ)1件)3件360,000円380,000円363,000円
全体151件11,500円3,980,000円580,000円

この表は、メーカーの優劣を示すものではありません。

載っている型式も、使用時間も、台数も違うからです。

クボタが81件で半分を超えました。

型式の記号では、SPUが22件、NSUが17件、NWが10件です。

型式ごとの販売期間と発売当時の価格はクボタ田植機の中古相場にまとめました。

ヤンマーの22件は、公式の製造年と並べてヤンマー田植機の中古相場にまとめました。

イセキの田植機は、10月9日に同じUMMで数えた記事があります。

新品の希望小売価格と、型式ごとの発売当時の価格はそちらにまとめました。

三菱は11件で6万〜132万円

三菱は11件の中央値が269,940円で、4メーカーでいちばん低くなりました。

条数件数掲載価格(税込)型式
2条植え1件62,000円MP25
4条植え5件180,000〜880,000円(中央値498,000円)MPC4・LV4(3件)・LE4
5条植え3件148,500〜1,320,000円(中央値339,900円)LV5(2件)・LD5
6条植え1件199,100円(448時間)LV6
8条植え1件219,450円(758時間)LE80D

最高の132万円だったLD5は、説明文に「新品未使用品」と書かれていました。

状態の欄は「中古」なので、数えています。

三菱の中古を検討するなら、メーカーの動きも知っておいてください。

三菱の農業機械を手がけてきた三菱マヒンドラ農機は、2026年9月10日にMAM株式会社へ社名を変え、9月30日をもって農業機械事業を終了したと公式サイトに書いています。

国内製品の補修用部品の供給と製品保証は、新会社の株式会社AGRINAが引き継ぐと発表されました。

AGRINAの公式サイトには、製品の整備・修理などのアフターサービスは承ることはできない、とあります。

修理は、取引のある販売店か近くの農業機械取扱店に相談する形です。

詳しくは三菱マヒンドラ農機の解散・撤退|部品・修理・保証はどうなるにまとめました。

条数×メーカーの表

同じ条数どうしで、件数と中央値を並べます。

2件以下の枠は中央値を出さず、個別の価格を書きました。

条数クボタイセキヤンマー三菱
2〜3条2件(390,000円・500,000円)2件(330,000円・398,000円)1件(198,000円)1件(62,000円)
4条24件・580,000円10件・253,890円6件・814,000円5件・498,000円
5条5件・580,000円2件(280,000円・520,000円)4件・880,000円3件・339,900円
6条31件・699,930円9件・657,800円4件・589,975円1件(199,100円)
7〜8条19件・559,900円11件・880,000円6件・833,900円1件(219,450円)
記載なし0件0件1件(175,560円)0件

同じ条数でも、中央値には開きがあります。

イセキの4条10件には、題に「ジャンク」とある2件が入っています。

台数が少ない枠も多いので、数字の差をメーカーの差とは読めません。

使用時間と価格

使用時間(アワーメーター)の欄に記載があったのは、151件のうち85件です。

2〜884時間で、中央値は337時間でした。

記載があるかどうかは、条数で大きく違いました。

6条は45件のうち41件、7〜8条は37件のうち36件に記載があります。4条は47件のうち1件だけ、2〜3条は7件とも記載がありませんでした。

小さい機械は、アワーメーターが付いていないか、書かれていない掲載が多いということです。

使用時間件数掲載価格(税込)中央値
300時間未満36件149,600〜3,980,000円1,249,950円
300〜500時間未満31件114,950〜2,499,200円499,950円
500時間以上18件78,980〜1,780,000円459,910円

同じ条数の中で比べた中央値です。

使用時間6条7〜8条
300時間未満1,259,500円(20件)1,415,700円(11件)
300〜500時間未満299,970円(15件)579,920円(14件)
500時間以上449,625円(6件)469,920円(11件)

6条でも7〜8条でも、300時間未満の帯だけが中央値120万円を超え、300時間を超えると30万〜60万円前後でした。

300時間以上の2つの帯どうしでは、時間が長いほど安い、という並びにはなっていません。

メーカーも型式も混ざっているので、目安として見てください。

買う前に確かめること

農林水産省の留意事項

農林水産省の「個別農業機械別留意事項」は、田植機の中古についてこう書いています。

  • 安全装備の状態と、取扱説明書の有無を確認する
  • 適切な整備を行っているものを購入するか、適切な整備を行う
  • 中古農業機械査定士など、第三者の評価を参考にする
  • 引き渡しのときに、機械の操作と安全装置の説明を受ける

安全装備

農研機構は、田植機の安全装備を2つ紹介しています。

  • 降車運転補助装置:あぜ越えや積み下ろしのとき、降りたまま手動で走行操作ができる装置。比較的小型の乗用型に、装備したものがあります
  • 植付け爪インターロック:停車中に運転者が席を離れると、植付け爪が止まる装置。2027年度以降の安全性検査の合格機に装備されます

古い型式には付いていないことがあります。

どの装置が付いているかは、出品者に聞いてください。

部品がいつまで出るか

井関農機の「よくあるご質問」は、補修用部品の供給年限について、日本農業機械工業会が機種別にガイドラインを設けていて、田植機は製造打ち切り後9年と書いています。

年限を過ぎたら全ての部品がなくなるという意味ではない、とも書かれています。

古い型式を買うときは、部品がまだ出るかを先に販売店に聞いてください。

三菱は、上に書いたとおり部品の窓口が変わっています。

運び方

井関農機は、乗用田植機は自動車としての認定を受けていないので、道路を乗って走ることは違法行為になる、と案内しています。

ほ場への移動は、トラック等に載せます。

今回の掲載にも、引き渡しの場所を限ったうえで、陸送は買う人が自分で手配するよう書いたものがありました。

買う前に、運ぶ手段と費用まで決めておいてください。

クボタは「中古農機の購入をご検討の方へ」で、アワーメータ・整備状況・取扱説明書の有無・購入先の4つを挙げています。

今の田植機を手放すなら

代理店の営業で農家を回っていたころ、「この機械、金になるかね」と聞かれることがありました。

機械の金額は、型式と状態を見た業者にしか出せません。

今回数えたのは「売りに出ている価格」です。

買取の金額はこれとは別で、掲載価格から逆算はできません。

買取業者が公表している実績と、売ったあとの廃車申告は田植機の買取相場にまとめました。

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よくある質問

Q. 田植機の中古相場はいくらですか?

A. 2026年10月14日にUMMで数えた151件は11,500円〜3,980,000円、中央値は580,000円でした。

条数別では4条580,000円・6条680,000円・8条639,970円です。

掲載価格であり、成約した価格ではありません。

Q. 中古の田植機は、どのメーカーが安いですか?

A. このデータからは言えません。

メーカー別の中央値はクボタ580,000円・イセキ559,970円・ヤンマー689,000円・三菱269,940円でしたが、載っている型式・条数・使用時間・台数が違います。

同じ条数どうしの表で見てください。

Q. 買った田植機は、道路を走って持ち帰れますか?

A. 井関農機は、乗用田植機で道路を乗って走ることは違法行為になると案内しています。

トラック等に載せて運びます。

Q. 田植機の耐用年数は何年ですか?

A. 国税庁の耐用年数の表では、農業用設備は7年です。

これは減価償却に使う年数で、機械が使える年数を示すものではありません。

まとめ

  • 田植機の中古は、UMMの掲載151件で11,500円〜3,980,000円、中央値580,000円
  • 条数別の中央値は4条580,000円・5条580,000円・6条680,000円・8条639,970円。条数が増えても大きくは上がらない
  • 6条・7〜8条では、使用時間300時間未満の帯だけ中央値が120万円を超えた
  • 4条は47件のうち46件に使用時間の記載がない。現物か出品者に確かめる
  • 買う前に、整備の状況・安全装備・取扱説明書・部品がまだ出るか・運ぶ手段を確かめる

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参考文献・出典

UMM以外のページは2026年10月14日に開いて確認しました。

価格と掲載内容は変わります。

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この記事は、農業と畜産を営む家で育った経験と、飼料営業として担当エリアの現場で見聞きしたことに基づいています。 個別の経営判断は、必ず担当の税理士・士業・JA・農業委員会等にご相談ください。

この記事を書いた人

さんぼう君

実家は農業と畜産。その実家の「売り先が限られている/やり方次第でもっと稼げるはず」 という課題を追ううちに、畜産・農業経営の知識を深く積み上げてきました。 現場で学んだ「リアルな農業経営」を、業界外の人にもわかる言葉でお伝えしています。

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