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コンバインの中古相場|条数別・メーカー別に140件を調査


コンバインの中古相場|条数別・メーカー別に140件を調査
📑 目次

※本記事はプロモーションを含みます。

コンバインの中古は、掲載サイト1つで数えた4メーカー140件が81,000円〜1,380万円(税込)、中央値1,162,000円でした。

中央値は2条刈りが755,750円、3条刈りが990,000円、4条刈りが2,308,750円です(2026年10月11日・12日取得)。

「メーカーはまだ決めていない。まず全体の値段を知りたい」「2条と3条と4条で、どのくらい違うのか」。

そんな方に向けて、自分で数えた掲載データを条数別・メーカー別に並べます。

先に答え。コンバインの中古(2026年10月11日・12日取得)

UMMの掲載140件(税込)
価格の幅81,000円〜13,800,000円
中央値1,162,000円
条数別の中央値2条755,750円・3条990,000円・4条2,308,750円・5条以上4,699,200円
メーカー別の件数クボタ69件・ヤンマー25件・イセキ30件・三菱16件
除いた掲載3件(商談中が1件、田植機が1件、説明文が別メーカーの機械だったものが1件)

出品者が付けた掲載価格です。成約した価格ではありません。クボタだけ取得日が1日早いです。

手元の機械を売る側の方へ。上の金額は出品者が付けた売値で、買い取りの金額とは別物です。自分の機械の金額を知りたいときは、複数社に見積もりを聞く入口へ進んでください。

私は飼料と畜産資材の代理店営業を13年やりました。

コンバインを買った経験はありません。

だから体験談は書かず、数えたデータと公式の資料を整理する立場で書きます。

コンバインの中古相場(早見表:条数別)

4メーカーを合わせた数字です。

条数件数最安最高中央値
2条刈り50件81,000円2,680,000円755,750円
3条刈り43件148,500円2,980,000円990,000円
4条刈り30件439,780円7,800,000円2,308,750円
5条以上(5条4件・6条8件)12件1,980,000円13,800,000円4,699,200円
条数の記載なし5件292,600円1,856,250円702,240円
全体140件81,000円13,800,000円1,162,000円

2条と3条で93件です。

3条から4条へ上がるところで、中央値は990,000円から2,308,750円になりました。

価格帯別の件数です。

価格帯(税込)件数
50万円未満29件
50万円〜100万円未満35件
100万円〜200万円未満38件
200万円〜300万円未満21件
300万円〜500万円未満10件
500万円以上7件

140件のうち64件は100万円未満、102件は200万円未満でした。

どう数えたか

使ったのは中古農機市場UMM(ummkt.com)です。

分類「コンバイン」の一覧(143件)を最後のページまで取得しました。

143件はすべて状態が「中古」で、メーカー欄はクボタ・ヤンマー・イセキ・三菱(「ミツビシ」表記の1件を含む)の4つでした。

クボタだけ取得日が1日早いです。クボタは2026年10月11日、ヤンマー・イセキ・三菱は10月12日の一覧で数えました。2日分を照らし合わせると、143件は同じ掲載で、価格・型式・使用時間は同じでした。違いは「値下げ」の表示が消えた6件だけです。

143件から3件を除き、140件を数えました。

除いたのは、出品の表示が「商談中」だった1件(イセキ・HVS218G)、説明文に「ヤンマー田植機」とあった1件(YR8DA)、メーカー欄はヤンマーなのに説明文がクボタのコンバインだった1件(WR460)です。

価格が「応談」の掲載はありませんでした。

説明文に別メーカーの型式名が出てくる掲載が、ほかに2件あります(イセキのHN217と三菱のV211)。

どちらも題と説明文の書き出しがメーカー欄どおりの機械だったので、数えています。

条数は、掲載に書いてあるものをそのまま数えました。

条数の欄に記載があったのが105件、説明文に「◯条刈」とあったのが30件、どこにも記載がなかったのが5件です。

型式からの推測はしていません。

これは出品者が付けた掲載価格で、成約した価格ではありません。

1つのサイトの2日分なので、別の日や別のサイトでは数字が変わります。

メーカー別の相場

メーカー取得日件数最安最高中央値
クボタ10月11日69件351,120円7,800,000円1,430,000円
ヤンマー10月12日25件81,000円6,500,000円438,900円
イセキ10月12日30件169,400円13,800,000円985,000円
三菱10月12日16件239,800円2,999,700円840,000円
4メーカー合計—140件81,000円13,800,000円1,162,000円

この表は、メーカーの優劣を示すものではありません。

載っている型式も、使用時間も、台数も違うからです。

条数の内訳も違います。

4条以上の掲載は、クボタが69件のうち23件、ヤンマーが25件のうち6件、イセキが30件のうち11件、三菱が16件のうち2件でした。

クボタ・ヤンマー・イセキは、それぞれの記事へ

型式の記号ごとの価格帯は、メーカー別の記事にまとめています。

どれも当ブログで同じ数え方をした結果です。

三菱は16件で24万〜300万円

三菱はメーカー別の記事がないので、ここで少し詳しく書きます。

16件の中央値は840,000円です。

条数件数掲載価格(税込)型式
2条刈り7件239,800〜900,000円(中央値480,000円)VM3・VM215G(2件)・VM15G・VM6・VMS16G・V211
3条刈り6件990,000〜2,500,000円(中央値1,890,000円)VS211G・V318・VS321(2件)・V323(2件)
4条刈り1件780,000円(761時間)VY446
5条刈り1件2,999,700円(835時間)V575
記載なし1件702,240円(571時間)VS333

3条の6件は使用時間が78〜275時間で、うち5件は整備状況の欄が「整備済み」でした。

2条の7件で「整備済み」は、最高の900,000円だったV211の1件です。

三菱の条数の欄と説明文は、10月13日に詳細ページを開いて確かめました。

16件とも、価格は10月12日の一覧と同じです。

三菱の中古を検討するなら、メーカーの動きも知っておいてください。

三菱の農業機械を手がけてきた三菱マヒンドラ農機は、2026年9月10日にMAM株式会社へ社名を変え、9月30日をもって農業機械事業を終了したと公式サイトに書いています。

国内製品の補修用部品の供給と製品保証は、新会社の株式会社AGRINAが引き継ぐと発表されました。

AGRINAの公式サイトには、製品の整備・修理などのアフターサービスは承ることはできない、とあります。

整備や修理を頼める店を案内する「整備・修理協力店」のページも用意されていますが、2026年10月13日に開いた時点では「準備中」の表示で、まだ実際の店は探せませんでした。

修理は、取引のある販売店か近くの農業機械取扱店に相談する形になります。

詳しくは三菱マヒンドラ農機の解散・撤退|部品・修理・保証はどうなるにまとめました。

16件の型式の発売時期と当時の価格は、公式では確かめられませんでした。

以前の製品ページは、10月13日に開いた時点で表示されませんでした。

条数×メーカーの表

同じ条数どうしで、件数と中央値を並べます。

2件以下の枠は中央値を出さず、個別の価格を書きました。

条数クボタヤンマーイセキ三菱
2条刈り22件・1,040,000円12件・409,450円9件・990,000円7件・480,000円
3条刈り21件・1,329,900円6件・311,190円10件・551,870円6件・1,890,000円
4条刈り18件・2,819,950円2件(1,499,300円・2,680,000円)9件・1,719,300円1件(780,000円)
5条以上5件・5,280,000円4件・4,246,000円2件(1,980,000円・13,800,000円)1件(2,999,700円)
記載なし3件・1,144,000円1件(292,600円)0件1件(702,240円)

同じ条数でも、中央値には開きがあります。

3条では、ヤンマーの6件に題へ「ジャンク品」「部品取り用」と書かれた2件が入り、三菱の6件は5件が「整備済み」でした。

掲載の中身が違うので、数字の差をメーカーの差とは読めません。

題か説明文に「汎用」とある掲載が2件ありました(ヤンマーGC980・6条・2,500,000円と、イセキHC380・2条・990,000円)。

稲用の自脱型を探している方は、この2件を別にして見てください。

使用時間と価格

使用時間(アワーメーター)の欄に記載があったのは、140件のうち124件です。

38〜1,663時間で、中央値は410時間でした。

使用時間件数掲載価格(税込)中央値
300時間未満47件239,800〜13,800,000円1,380,000円
300〜600時間未満39件81,000〜4,499,000円714,780円
600〜1,000時間未満30件329,780〜6,500,000円1,469,600円
1,000時間以上8件351,120〜5,497,800円2,359,900円

全体で見ると、時間の長い帯のほうが中央値は高くなりました。

600時間以上の38件のうち23件が、4条以上の機械だからです。

使用時間が長いほど高い、という意味ではありません。

同じ条数の中で比べた中央値です。

2件以下の枠は個別の価格を書きました。

使用時間2条3条4条
300時間未満794,750円(22件)1,480,000円(17件)4,199,600円(6件)
300〜600時間未満480,000円(14件)637,780円(13件)2,198,900円(9件)
600〜1,000時間未満512,050円(1件)967,780円(9件)2,249,900円(12件)
1,000時間以上990,000円(1件)351,120円(1件)1,999,800円・2,219,800円(2件)

2件以下の枠を除くと、どの条数でも中央値がいちばん高いのは300時間未満の帯でした。

その先は、時間が長いほど安い、という並びにはなっていません。

メーカーも型式も混ざっているので、目安として見てください。

買う前に確かめること

農林水産省の留意事項

農林水産省の「個別農業機械別留意事項」は、コンバインなど穀物用収穫機の中古についてこう書いています。

  • 安全装備の状態と、取扱説明書の有無を確認する
  • 適切な整備を行っているものを購入するか、適切な整備を行う
  • 中古農業機械査定士など、第三者の評価を参考にする
  • 引き渡しのときに、機械の操作と安全装置の説明を受ける

農研機構は、自脱型コンバインの安全装備として、手こぎ作業時の緊急停止装置、カッタの防護、カッタ自動停止装置、オーガ排出口の防護を紹介しています。

現物を見るときは、この4つが付いているか、動くかを確かめてください。

部品がいつまで出るか

井関農機の「よくあるご質問」とヤンマーの「修理・部品のご案内」は、どちらもコンバインの補修用部品の供給年限を製造打ち切り後9年としています。

井関農機は、年限を過ぎたら全ての部品がなくなるという意味ではない、とも書いています。

古い型式を買うときは、部品がまだ出るかを先に販売店に聞いてください。

三菱は、上に書いたとおり部品の窓口が変わっています。

クボタは「中古農機の購入をご検討の方へ」で、アワーメータ・整備状況・取扱説明書の有無・購入先の4つを挙げています。

メーカーごとの注意点は、クボタ・ヤンマー・イセキの記事に書きました。

今のコンバインを手放すなら

代理店の営業で農家を回っていたころ、「この機械、金になるかね」と聞かれることがありました。

機械の金額は、型式と状態を見た業者にしか出せません。

今回数えたのは「売りに出ている価格」です。

買取の金額はこれとは別で、掲載価格から逆算はできません。

下取り・買取業者・処分の違いと、手放したあとの廃車申告はコンバインの買取と処分にまとめました。

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よくある質問

Q. コンバインの中古相場はいくらですか?

A. 2026年10月11日・12日にUMMで数えた4メーカー140件は81,000円〜13,800,000円、中央値は1,162,000円でした。

条数別では2条755,750円・3条990,000円・4条2,308,750円です。

掲載価格であり、成約した価格ではありません。

Q. 中古のコンバインは、どのメーカーが安いですか?

A. このデータからは言えません。

メーカー別の中央値はクボタ1,430,000円・ヤンマー438,900円・イセキ985,000円・三菱840,000円でしたが、載っている型式・条数・使用時間・台数が違います。

同じ条数どうしの表で見てください。

Q. いちばん安い中古コンバインはいくらでしたか?

A. 数えた140件のうち、いちばん安い掲載は2条刈りの81,000円でした。

2条刈り50件の中央値は755,750円です。

安い掲載ほど、整備の内容や部品がまだ出るかを先に確かめてください。

Q. コンバインの耐用年数は何年ですか?

A. 国税庁の耐用年数の表では、農業用設備は7年です。

これは減価償却に使う年数で、機械が使える年数を示すものではありません。

まとめ

  • コンバインの中古は、UMMの掲載140件で81,000円〜13,800,000円、中央値1,162,000円
  • 条数別の中央値は2条755,750円・3条990,000円・4条2,308,750円・5条以上4,699,200円
  • メーカー別はクボタ69件・ヤンマー25件・イセキ30件・三菱16件。同じ条数どうしで見る
  • 2件以下の枠を除くと、どの条数でも中央値がいちばん高いのは使用時間300時間未満の帯だった
  • 買う前に、整備の状況・安全装備・取扱説明書・部品がまだ出るかを確かめる

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参考文献・出典

UMM以外のページは2026年10月13日に開いて確認しました。

UMMの取得日は下に書いたとおりです。

価格と掲載内容は変わります。

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この記事は、農業と畜産を営む家で育った経験と、飼料営業として担当エリアの現場で見聞きしたことに基づいています。 個別の経営判断は、必ず担当の税理士・士業・JA・農業委員会等にご相談ください。

この記事を書いた人

さんぼう君

実家は農業と畜産。その実家の「売り先が限られている/やり方次第でもっと稼げるはず」 という課題を追ううちに、畜産・農業経営の知識を深く積み上げてきました。 現場で学んだ「リアルな農業経営」を、業界外の人にもわかる言葉でお伝えしています。

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